2011/12/26

<栃木旅行>那珂川町馬頭広重美術館♡

クリスマスは「世界遺産の日光東照宮を観たいから」という理由で栃木県への小旅行に決定。そこから、いつものとおり【ことりっぷ~日光・鬼怒川】を購入して、それだけでは飽き足らず、【d design travel 栃木】も一緒に購入。どこへ行くか、今回はわたしが主導でプランニングをしたよ!

随分前から楽しみにしていたクリスマス小旅行はあっという間に当日。初日は、東京から車で3時間、栃木県馬頭町の【那珂川町馬頭広重美術館】へ行こう、と提案。どうしてここ?と言われれば、完全にミーハーとしか言いようがないのだけれど。。。【d design travel 栃木】にも紹介があった、町立美術館であの隈研吾さんの建築で独特の美しさを兼ね備えた建物を、ぜひこの目で見てみたかったから、なんだ。

東京から、車で2時間半ほど。途中SAで休憩したりもしたから、意外と東京と栃木って近いんだな~ということを初めて知った。これまで北関東は全く行ったことがなかったので、北関東初上陸だよ!一路、那珂川町へ。ナビを頼りに走ると、おっとりとした水田地帯が広がる田舎道を一本曲がったところに突然現れた、美術館。「こんなところに?!」って正直驚いたけれど、それくらい、那珂川町に溶け込んでいるんだ。





江戸l後期の浮世絵師、歌川広重の肉筆画などの集力で知られる【青木コレクション】の集力う作品が主な展示。広重の肉筆画の中でも、特に名品とされる【江都八景】【富士十二景】などが収録され、広重の真髄が堪能できる。隈健吾の設計による建物は、「広重の芸術と伝統を表現する伝統的で落ち着きのある外観」がコンセプト。那珂川町の景観に溶け込むよう、ゆったりとした平屋建てに切妻の大屋根、内装にも地元の材を使うというなんとも心憎い演出が施されている。
●9:30~17:00 
●月曜休 
●入館料500円(ここまでCASA BRUTUS 日本の美術館ベスト100ガイドより引用)

本当に美しい、建物で、わたしたちは祝日の夕方、閉館前ということもあってほぼ貸切の状態で【青木コレクション】を思う存分楽しむことができました。あれだけ素敵な美術館を貸切よ?!とっても贅沢だよね♡

建物自体の作りもじっくり見せて頂くことができたけれど、それ以上に圧倒されて印象的だったのは【青木コレクション】より歌川広重の肉筆画。社会や日本史の教科書で見ていたものが、今、目の前にあるということ。不思議で、感動的で。こんな機会を得られたこと、誰に言うでもなく「ありがとう」と誰かに感謝をしていた。

年末といえば・・・【忠臣蔵】。12月3日から来年1月15日までは【青木コレクション 忠臣蔵展】が開催されていたんだ・・♡

日本人の誰もが知っているこの「赤穂事件」は元禄14年(1701)3月14日、江戸城本丸松の廊下で赤穂藩主浅野内匠頭長矩が吉良上野介義央に斬りつけたのがはじまりです。浅野内匠頭は当日切腹、お家断絶、領地は没収され、吉良上野介にはお咎めなしの裁きが決まります。この裁きを不服とした赤穂藩の旧藩士47人は翌年12月14日に元藩主浅野内匠頭の仇を討つために吉良上野介の屋敷に討ち入りし本懐を遂げます。

この【忠臣蔵】をモチーフにした作品がズラリ並んで、圧巻!当時からこの悲劇のストーリーは人々の共感を得て愛されたんだということがわかるなぁ。としみじみ眺め・・・正直、あまり詳しくなかったのだけれど、今回この展示でだいぶんその中身について勉強しました。こういう時に実感するのは、自分の学の無さ。もっともっと、幅広い知識があれば、楽しめることが世の中にはゴマンとあるのね、きっと。




この、地域に馴染んだ素敵な美術館とコレクション。ずっとずっと、長くここにあり続けてほしいと勝手に願ってみたり。とっても素敵な美術館だから。4000点にもおよぶ、【青木コレクション】。また必ず訪れて、色鮮やかに残された浮世絵をひとつひとつ、大切に見たいな♡






CASA BRUTUS 日本の美術館ベスト100ガイド
d design travel 栃木


ことりっぷ~日光・奥鬼怒

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