何より楽しみにしていたのは、林真理子さんのエッセイで、まずは一番後ろのページ。真理子さんのページから開いていたほど。
ゴージャスで美味しそうで、楽しそうで、美しいものに溢れたそのエッセイはまるで都会の象徴のようにわたしの目にはうつって、「トーキョーってこんなところなんだ…想像もつかないくらいに美味しいレストランがたくさんあって、まばゆいばかりの美男美女が 夜な夜なたくさん集ってお洒落な会話と、めくるめく恋を‥♥」ちょっぴりエロティックなところまで含めて、真理子さんのエッセイが わたしのトーキョーのイメージの全てだったかもしれない。
だから、今も、本になると毎回購入してはマリコワールドを、マリコのトーキョーを堪能しているんだ!
そんな訳で、「地獄の沙汰も美女次第」
地獄の沙汰も美女次第/林真理子 |
この【美女入門】シリーズも、もう、9冊めになるんだね。全て読んでいるけれど、ハッキリ言って内容は全く変わりなく;笑 でも時は確実に流れているのを、マリコさんの【なかなか痩せない】という部分から読みとったり(失礼)。
いやいや、それ以外にも、そのシーズンごとの流行も マリコさんのショッピングの様子から感じられたりするの。トゥのとんがったパンプスから ラウンドのバレエシューズへ 靴の流行が移り変わったり、シフォンやジョーゼットが流行ったり…*
この作品は恐らく2008年~2009年頃 掲載されたものなのでホリエモンが 釈放されたり、といったことも チラリ見え隠れして、うーん、時代を切りとっているなぁ、と。
何だかんだでもう10年以上に渡って 太っては痩せ、痩せては太って、同じテーマで日常を、世相を映していくこのシリーズ。いつも内容が変わらない、と言う人もいるけれど、女性としての何か大切なものを、いつまでも大切にされていて、気持ちは可憐な乙女の部分をしっかりと持っておられるマリコさんが 可愛らしくて素敵だな、と わたしはこの定点観測みたいな シリーズが大好き♥
わたしが購入した、この一冊の印税が マリコさんのフグとなって消えるのか、 ワインとなるのか、はたまたプラダやジルサンダーに姿を変えるのか そんなことを思って、読みながら ふふふ と 笑ってしまうんだ♬
【過去の美女入門たち♡part1~3♡】
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