【ヘルタースケルター】岡崎京子さんのマンガ。【ヘルタースケルター】は未読だったから。ちゃんと購入して事前予習も怠らずに。
誰と観ようか、迷っていたけれど(映画は内容によって、観る相手を変える派。)やっぱり一人で観ようと心に決めた。
どっぷり浸かりたい。一人であれこれ考えて、あえて悶々としたい。そんな内容のストーリーだったからね。
そして、行って来ました♥♡大阪ステーションシティシネマには、実花さんのサイン入りポスターがあった*♬
極彩色の世界。まさにニナミカワールド。
キラキラしてて、ゴテゴテしてて、眩しくて、美しくて、残酷な、目が回りそうな世界。
実花さんの目の中では、何気ない東京っていう街の風景もこんな風に見えてるのかー。女子高生は、ギャルは、こういう風に映っているんだね。小さなタイガー・リリーたち。
どこまでも、貪欲に美しさや【カワイイ】を追い求めていくワガママなわたしたち。
沢尻エリカはすごかった。上手い演技というのとは違う気がするけれど、恐ろしいくらいハマり役だったと思う。ゾッとするほど綺麗で、心臓をわし掴みにされるぐらい気持ち悪くて。
あまりにも美しいからこそ、崩壊していく様から目が離せなかった。
画面や紙面から伝えられる【沢尻エリカ】像、わたしのイメージと、りりことがシンクロしすぎて、どこまでがりりこで、どこからが沢尻エリカなのかわからなくなった。これってすごいことだよね。
「幸せになってやる。」りりこが欲しかったのは何だろうね?永遠の美か、本当の愛か、お金か、人気か、、、、言葉にしてみると、平凡でありきたりだね。でも・・・何をもってしても、満たされなかったのかもしれない。ただただ、何かに脅えて、安心が欲しかったんじゃないかな。
ヘルタースケルター/岡崎京子 |
原作には本当に忠実に、そして20年の隔たりはニナミカ流に埋められて、本当に素晴らしいできだったと思う。くだものの、腐る直前の、一番香りの強い瞬間から、腐っていく様子をつぶさに描いたドキュメンタリーみたいだと思った。
観て良かった。
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