2011/11/01

三島由紀夫レター教室♡

素敵な本との出逢いは素敵な殿方との出逢いにも匹敵すると思う、本好きのわたしです。

元々本は文庫派で、蔵書(と言える程のものでもないけれど)の7割は文庫なんだけれど(なぜなら、持って歩くのにするのに便利だから)さすがにこの本に出逢ったときにはその装丁の美しさに心奪われて持って歩くどうこうなんて考える間もなく、思わずお財布の紐も緩んでしまった。


























見て♥素敵でしょ?この表紙、本当に素敵。


三島の文章もさることながら、中味の本当に凝った作りになっていてこんな感じの挿絵が入れられていて。
「三島由紀夫レター教室」は架空の人物たちの手紙のやりとりを小説にしたもの。レター教室、というから時節の挨拶から始まって、こんな言い回しが洒落てます、なんて指導をしてくれる中身かと思うと肩透かしをくらう。でもとても参考になる部分もあって、ユーモアセンスと礼儀と皮肉 これは手紙を書くにあたって欠かせない。もちろん知性と語彙力、そして美しい筆跡が手紙を書くには必須なのね、と勉強になったり。とにもかくにも、センス!これに尽きるわけ。

Eメールでのやりとりが主流の現代だけれど、便箋と封筒を選んで、ペンのインクや太さを考えて、季節の切手の素敵なのなどを探して。そういうひと手間をかけた手紙の文化だって大切にしたいなと改めて思う。手紙を送る相手のこと、その時間に比例して考えるもんね。ラブレターもいいかも♡

さてさて、こんな装丁の美しい古書初めて訪れた【COW BOOKS】にてビビビな出逢いでした。そう、【暮しの手帖】編集長、松浦弥太郎さんのお店ね。こじんまりしたスペースにところ狭しと並べられた、いい感じに時間を蓄えた本たち。静かなその空間がたまらなく居心地よくてついつい長居してしまった。機会があれば、また訪れたい!大阪あたりにも一店舗くらい出店してほしいくらい。

何だか、宝探しみたいにして本を探せる本屋さん。

COW BOOKS 中目黒 
東京都目黒区青葉台1-14-11
03-5459-1747

営業時間 12:00PM-8:00PM
月曜定休 
月曜祝日の場合は営業します。


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