2012/01/23

幅書店の88冊 あとは血となれ、肉となれ。♡

本が好き。三度の飯より、本が好き。・・・いや、ご飯より、っていうのは言い過ぎかな?いや、多分言いすぎではないかな。毎日、カバンが重くなるのも厭わず、何かしら本を持ってる。電車で読んでる。デート、とかで女の子らしくちっさなカバンにする時以外は、絶対に本が入ってる。むしろ、本が入っていない時・・・不安になりさえする。

本っていう存在が好き。ページとページの間のにおい。インクのにおい。紙の質感、本そのものの重み。本を読むというだけで、ちょっとした知性を感じるのは、小さい頃から「本を読んで賢くなりなさい」と言われて育ってきたからかな?本=賢い、そんな方程式が潜在的に植えつけられているのかも。

面白かった本は積極的に人に薦める。最近は、あれが面白かったよーって。あの雑誌の特集は役立ったよ、とか。逆に、近頃読んだ中では何が面白かった?って、誰かから聞くのも大好き。本の感想や、続きを妄想して、ずーっとおしゃべりできる、と思う。ひとり本を読んでる時間と同じくらいに、誰かと本についておしゃべりしている時間も好き。

多分、この人も同じタイプの人なのかな?と読んでいて思った。幅允孝さん。ブックディレクター。ブックディレクターという職業は初めて聞いた。世の中には、まだまだ知らないいろんな職業があるんだなぁ・・・って思ってたら、造語だったそうで。そっか、名乗って認められれば、新しい職業が生まれるんだね。幅さんはいろんな場所に本棚を作ることをしているひとで、本のコーディネーターさん。素敵な仕事をされている。
人が本屋に来ないならば、人がいる場所へ本をもっていこうと、あちらこちらに本を届けてきたつもりだが、まだまだ僕が行くべき場所は沢山あるように今は思えるからだ。
(【幅書店の88冊 あとは血となれ、肉となれ。】より引用。
この一文がすごく素敵だ。あちらこちらに本を届ける。本屋さんや図書館には、人は目的をもって立ち寄る。(新刊を買う、とか文献を探す、とか。純粋に本を読みたい人も多いんじゃないかな。)でも、そういった本屋さんや図書館だけじゃなくて、これまで「本はあんまり読んだことがないかな」って人に、本の面白さを知ってもらうこと。人と本が出逢うキッカケを作ること。これ・・・わたしもやってみたいな、って思う。これを仕事にするなんて、なんて楽しそうなんだろう!そして素敵なんだろ♡自分が大好きな人に、自分の大好きな本を紹介する。お見合いみたいな。


ブログでは、たまに読んだ本なんかについても書いてる。誰が見てるのか、どんな風に読まれているかわからないブログだけれど・・・目的を見失いそうになったりもしたけど・・どこかで誰かが、見てるかな?そんな風に思って続けてきた。


この本を読んで、幅さんの文章に触れて、改めて、無駄なことなんてないなって、今回思ったんだよね。わたしの拙い文章が、誰かの出逢いのキッカケになるかもしれないんだもの。だからわたし、ここで、ボチボチと本を紹介していきます。この【幅書店の88冊 あとは血となれ、肉となれ。】のように。エッセイ、小説、詩集、フォトブック、漫画、雑誌・・・いろんな、多種多様な本を自分の目で切り取って、編み上げて、文章にして、紹介する。幅さんのようにね。【marie書店の88冊 あとは血となれ、肉となれ。】ってね♡好きも嫌いも、面白いもつまらないもあるかも。でもね、幅さんもこう言ってるよ。
僕は、最近思うのだ。本に「良い本」も「悪い本」もないのではないかと。そしてそこにあるのは、今の自分に「あう本」と「あわない本」だけなのではないだろうか?
わたしはこの意見に賛成。自分にとって【あう】【あわない】はあれど、その出逢いは貴重。そんな貴重な出逢いを、ここでプロデュース出来たらいいな♡がんばるね♡*

取り急ぎご紹介、これがわたしの読書とブログのモチベーションを支えてくれるキッカケとなった、一冊です♡

幅書店の88冊 あとは血となれ、肉となれ。/幅允孝

いつか、幅さんに会って、直接お話してみたいです♡

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