あー泣いた。
久しぶりに、声出してワンワン泣いた。
ズルいよ、こんなのって、悲しすぎて切なすぎて、幸せ過ぎて泣けちゃうよ。
【シズコさん】は、【100万回生きたねこ 】が有名な、佐野洋子さんがお母様との思い出を綴ったエッセイだ。アチコチの書評でも良いと紹介されていたのも頷ける。もう、たまらない。洋子さんのお母様が、ものすごいんだ。
決して、仲の良い母娘では無くって、随分と葛藤もあった。洋子さんのお母様に対する屈折した愛情が、痛いほど伝わってきて、何度も歯を食いしばるような気持ちにさせられる場面もあった。
ああ、母娘って難しいのね。世の中、色んな母娘の関係性がある。
もちろん仲良し母娘はわたしも理想とするところだけれど(自分とハハとの関係もそうありたいし、もし娘ができれば、やっぱり仲の良い母と娘になれれば、っていう憧れもある)自分の血を分けたからと言って、お腹を痛めて生んだからといって、相性がよいと決まっている訳ではないみたい。そこは、親子と言えども【人対人】なんだって。
シズコさんは、決して完璧な【母】でも、完璧な【人】でもなかったけれど、とにかく根性があった。明治・大正の日本の女性が持っていた節度とか忍耐力とか、そういうものを持った人だったのだと思う。
ソリが合わずに、お母様を避けて、避けて、それでもお母様に愛して欲しいと心のどこかで思っていた、洋子さんの気持ちが最後の最後で爆発する。
そして、ようやくお母様に対して素直になれる。
このシーンの力強さ、あまりの幸福さに身震いした。
映画化してほしいな。わたしだったら樹木希林さんあたりをお母様に持ってきて、洋子さんは誰がいいかな?想像は膨らむばかり。
母と娘について、しみじみ考えさせられた。
いつかくる、その日のために。
生まれてきた以上、避けられない死という永遠の別れ。目をそらすことの出来ない老いと死とを改めて。
ハハは幸いまだまだ健康に、元気でいてくれるけれど、素直な娘のわたしは、今からでもハハのために出来ることを考えなくてはならないと思う。
久しぶりに、声出してワンワン泣いた。
ズルいよ、こんなのって、悲しすぎて切なすぎて、幸せ過ぎて泣けちゃうよ。
【シズコさん】は、【100万回生きたねこ 】が有名な、佐野洋子さんがお母様との思い出を綴ったエッセイだ。アチコチの書評でも良いと紹介されていたのも頷ける。もう、たまらない。洋子さんのお母様が、ものすごいんだ。
決して、仲の良い母娘では無くって、随分と葛藤もあった。洋子さんのお母様に対する屈折した愛情が、痛いほど伝わってきて、何度も歯を食いしばるような気持ちにさせられる場面もあった。
ああ、母娘って難しいのね。世の中、色んな母娘の関係性がある。
もちろん仲良し母娘はわたしも理想とするところだけれど(自分とハハとの関係もそうありたいし、もし娘ができれば、やっぱり仲の良い母と娘になれれば、っていう憧れもある)自分の血を分けたからと言って、お腹を痛めて生んだからといって、相性がよいと決まっている訳ではないみたい。そこは、親子と言えども【人対人】なんだって。
シズコさんは、決して完璧な【母】でも、完璧な【人】でもなかったけれど、とにかく根性があった。明治・大正の日本の女性が持っていた節度とか忍耐力とか、そういうものを持った人だったのだと思う。
ソリが合わずに、お母様を避けて、避けて、それでもお母様に愛して欲しいと心のどこかで思っていた、洋子さんの気持ちが最後の最後で爆発する。
そして、ようやくお母様に対して素直になれる。
このシーンの力強さ、あまりの幸福さに身震いした。
映画化してほしいな。わたしだったら樹木希林さんあたりをお母様に持ってきて、洋子さんは誰がいいかな?想像は膨らむばかり。
母と娘について、しみじみ考えさせられた。
いつかくる、その日のために。
生まれてきた以上、避けられない死という永遠の別れ。目をそらすことの出来ない老いと死とを改めて。
ハハは幸いまだまだ健康に、元気でいてくれるけれど、素直な娘のわたしは、今からでもハハのために出来ることを考えなくてはならないと思う。
シズコさん/佐野洋子 |
100万回生きたねこ/佐野洋子 |
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